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【国道ステッカー制覇への道】ここでしか買えない国道412号を、雨の相模湖へ買いに

【国道ステッカー制覇への道】ここでしか買えない国道412号を、雨の相模湖へ買いに

旅行2026年9月19日8 分で読めます

はじめに

先週、国道20号のステッカー1枚のために高尾山口へ行きました

その後も販売店マップを眺めていると、次の候補はすぐに見つかりました。国道412号。売っているのは相模湖です。

国道ステッカーは、基本的にその路線沿いでしか売っていません。20号のような長い道なら販売店は何か所もありますが、412号は違います。相模湖観光協会の案内によると、扱っているのは相模湖駅前観光案内所だけ。46.5kmある道なのに、買える場所は1か所です。

近くて、そこにしかない。行かない理由がありませんでした。天気予報は雨でしたが、ステッカーは雨でも買えます。

行きは中央道を使いました。多摩地域からだと、相模湖は高速であっという間です。


本題:駅前の観光案内所で国道412号

相模湖に着いて、まず向かったのは観光案内所です。売り切れていたら話になりません。

目的の 相模湖駅前観光案内所 は、その名のとおりJR相模湖駅の駅前にあります。駅舎の中ではなく、駅前ロータリーをはさんだ反対側です。改札を出たら、ロータリーの向こうを探してください。

駅舎と案内所の写真も撮ったのですが、手違いでデータを失ってしまいました。今回、駅前の写真はありません。ステッカーの写真が無事だったのが救いです。

案内所の営業は8時30分から17時まで。11時30分から12時30分は昼休みです。休みは年末年始だけですが、買える場所がここしかないので、昼どきに着く場合は気をつけてください。電話での取り置きもできません。

そして、ありました。国道412号。550円。20号と同じく、支払いは現金のみです。

国道412号の国道ステッカー。パッケージ入り
国道412号の国道ステッカー。パッケージ入り

先週の20号には「甲州街道」と通称が入っていましたが、412号は番号と「ROUTE」だけ。通称を持たない道らしい、さっぱりした一枚です。

ちなみにこの案内所では、国道20号のステッカーも売っています。相模湖駅前は20号沿いでもあるので、ここなら2路線を一度に揃えられます。順番が逆だったら、高尾山口へは行かずに済んでいました。


雨の相模湖公園を歩く

ステッカーは買えました。用事はこれで終わりです。

ただ、せっかく相模湖まで来たので、湖畔の県立相模湖公園まで足をのばしました。

雨に濡れた相模湖公園の園路と花壇
雨に濡れた相模湖公園の園路と花壇

雨です。レンガ敷きの園路はしっかり濡れて、桜の葉はもう黄色くなり始めていました。花壇の赤と黄色だけがやけに鮮やかです。

相模湖公園から見た霧の山並み
相模湖公園から見た霧の山並み

広場の向こうの山は、半分くらい霧の中。人はほとんどいません。

湖畔にはボート屋さんと売店が並んでいます。スワンボート、手こぎボート、遊覧船。看板はにぎやかですが、この天気なのでシャッターを下ろしている店もありました。

湖畔のボート乗り場と売店が並ぶ通り
湖畔のボート乗り場と売店が並ぶ通り

シャッターの下りた売店と白いテーブル。雨の湖畔通り
シャッターの下りた売店と白いテーブル。雨の湖畔通り

外に出された白いテーブルと椅子が、誰も座らないまま雨に打たれています。

そして相模湖です。

霧に包まれた相模湖と、雨に濡れたピクニックテーブル
霧に包まれた相模湖と、雨に濡れたピクニックテーブル

対岸の山は霧に沈んで、湖面と空の境目がはっきりしません。手前のピクニックテーブルは、濡れていて座れません。晴れた日の相模湖とはだいぶ違う景色ですが、これはこれで悪くありませんでした。

目の前に立ってみると、相模湖はけっこう広いです。

そしてこの雨の中、湖の上には人がいました。手こぎのボートです。それも観光用ののんびりしたものではなく、細長くて、かなりスピードの出るタイプ。何艇も湖面を滑っていきます。部活の練習かもしれません。

相模湖は1964年の東京オリンピックでカヌー競技の会場になった湖で、いまも漕艇場があります。スワンボートは休んでいても、漕ぐ人たちは雨くらいでは休まないようです。


ソフトクリームで一息

雨の中を歩いたあとは、ソフトクリームで休憩しました。

きなこと黒蜜、白玉がのったソフトクリームとコーヒー
きなこと黒蜜、白玉がのったソフトクリームとコーヒー

きなこと黒蜜がかかって、白玉まで入っています。美味しかったです。きなこの香ばしさとソフトクリームの組み合わせは、間違いがありません。

ただ、肝心の店の名前を控え忘れました。値段も覚えておらず、頼みのレシートはなくしました。ステッカーのことは細かく記録しているのに、食べたものの記録がこの有様です。


帰りは甲州街道で

帰りは高速に乗らず、甲州街道で帰ることにしました。国道20号、先週ステッカーを買った道です。買った道は、走っておかないといけません。

相模湖から東へ向かう20号は、ぼちぼちの山越えです。カーブの続く峠道で、大垂水峠を越えていきます。道幅はそれなりにありますが、思ったより対向車が多く、雨の日ということもあって気は抜けませんでした。

峠を下りると、先週来たばかりの高尾山口の前を通ります。むささびハウスのある駅前を、今日は素通りしました。


そもそも国道412号とは

買った道のことも少し書いておきます。

国道412号は、神奈川県の平塚市から相模原市緑区の相模湖までを結ぶ国道です。起点は平塚市の榎木町交差点、終点は相模湖インター入口交差点。途中で厚木市と愛川町を通ります。国道に指定されたのは1982年(昭和57年)で、国道としてはかなり新しい部類です。

面白いのは延長の数字です。総延長は46.5km。ところが、412号だけの区間である実延長は30.3kmしかありません。

差の16.2kmは、ほかの国道との重複区間です。総延長の3分の1以上が重複という計算になります。起点の平塚から厚木市の妻田までは、国道129号と同じ道を走ります。終点側も、相模湖駅前交差点から相模湖ICまでは国道20号との共用です。

つまり412号は、始まりも終わりも、よその国道の上にあります。平塚で「412号の起点」を探しても、見えているのは129号です。

413号と同居していた時代

412号だけの区間である厚木〜津久井も、最初から412号のものだったわけではありません。

1982年に国道になったとき、この区間の母体は「厚木津久井線」という県道でした。そして同じ日に指定された国道413号も、当時は富士吉田から厚木までの路線で、同じ県道を母体にしていました。つまり、1本の県道を2本の国道が分け合っていたことになります。

1993年に413号の終点が相模原市の橋本へ付け替えられて、厚木〜津久井はようやく412号の単独区間になりました。413号が出て行ってくれたおかげで手に入った「自分の道」です。

終点は高速のインター前

終点の相模湖インター入口交差点も、少し変わっています。高速道路のインターチェンジが起点や終点になっている国道は、全国でも数えるほどしかありません。

沿線は糸のまちと宿場町

中間にある愛川町の半原は、江戸後期の文化4年(1807年)から続いた撚糸(ねんし)の町。終点のある相模原市緑区の吉野は、甲州道中の吉野宿があった場所で、参勤交代の常宿として栄えました。甲州道中は、いまの国道20号の前身です。

今回ステッカーを買った相模湖駅前は、その412号が20号に合流する、ちょうどそのあたり。先週の20号と今週の412号は、ホルダーの中だけでなく、現地でもつながっていました。


まとめ

スポット内容料金
相模湖駅前観光案内所国道ステッカー「国道412号」550円(現金)
県立相模湖公園雨の湖畔を散歩無料
  • 412号のステッカー:相模湖駅前観光案内所のみで販売。8時30分〜17時(11時30分〜12時30分は昼休み)、年末年始休み。電話での取り置きは不可
  • 天気:雨。ボートには乗っていません
  • ルート:行きは中央道、帰りは甲州街道(国道20号)。帰りは峠越えで、対向車が多めでした

雨の相模湖は静かで、スワンボートも売店も休んでいて、動いていたのは手こぎボートだけでした。ステッカー1枚のついでとしては、悪くない散歩です。晴れた日の湖は、また別の用事を作って見に来ます。

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