はじめに
今回のきっかけは「ペンギンが見たい」でした。
ところが、これが思ったより難しい。一番の近場である多摩動物公園に、ペンギンはいません。都内の動物園でペンギンがいるのは上野のほうです。じゃあサンシャイン水族館か、と考えて却下。あそこはもう何度も行っていますし、なにより近くに道の駅がありません。
そこで出てきたのが、埼玉県こども動物自然公園でした。東松山にある県営の動物園で、「ペンギンヒルズ」というフンボルトペンギンの生態園を持っています。多摩地域からは圏央道で1時間20分ほど。
行き先が決まると、次に考えるのは道の駅です。道の駅スタンプラリーを始めてから、行き先の決め方が変わりました。「行きたい場所」だけでなく「その帰り道に道の駅があるか」を一緒に見るようになったのです。今回の東松山は、その点でよくできていました。動物園から車で15分に「いちごの里よしみ」、そこからさらに20分に「べに花の郷おけがわ」。しかもおけがわは圏央道の桶川北本ICから1分。帰り道の入口にあるので、寄らない理由がありません。
往路は圏央道から関越道に乗り継いで東松山ICで降りるつもりだったのですが、カーナビが圏央鶴ヶ島の手前、狭山日高ICで高速を降ろしてきました。素直に従ったら、そこから東松山まで一般道でそこそこの距離。関越に乗り継ぐつもりなら、ナビの案内は一度疑ってもいいかもしれません。
そこから動物園 → よしみ → おけがわと東へ流して、最後は桶川北本ICから圏央道で帰る。結果としてはきれいなループになりました。この日の道の駅は2駅でした。
入園、そしてペンギンまで
駐車場に入ったのが10時01分、出たのが11時53分。園の滞在はおよそ1時間50分でした。

料金は大人(高校生以上)900円、小中学生200円、未就学児は無料。駐車場は普通車900円です。入園料と駐車代が同額というのは、なかなか珍しい。園内は丘陵地にそのまま作られていて、上り下りがけっこうありますし、展示同士の距離がそこそこあり、歩く量は多めです。歩きやすい格好で行きましょう。
フラミンゴ。雨あがりで水面が凪いでいて、そのまま池に映っていました。この日は曇りで、朝から降ったりやんだり。動物園としては微妙な天気ですが、写真にはこういう日のほうが向いています。

乳牛コーナーの牛。他の牛が一心不乱にご飯を食べている中で1頭だけ悟りを開いたような顔をしていたので思わず写真をとってしまいました。

小動物舎「ecoハウチュー」には、この園の人気者スナネコがいます。寝ていました。完全に寝ていました。

同じ建物のデグーは、こちらはよく動いていました。ecoハウチューは屋内なので、雨の日や暑い日の避難先としても便利です。

本命のペンギンヒルズ
そして本命、ペンギンヒルズです。チリのチロエ島をモデルにした生態園で、丘と池がそのままフンボルトペンギンの住処になっています。
見どころは水中観察窓です。水面より下が見える構造になっていて、泳ぐペンギンを真横から見られます。

昼食は道の駅いちごの里よしみで
園を出て、車で15分。吉見町の「道の駅 いちごの里よしみ」へ。

吉見町はいちごの産地です。道の駅の名前も、キャラクターも、売っているものも、ほぼいちご一色。いちごソフトに、いちごのお菓子、いちごジャム、いちごのノート、いちごかまぼこ、そしていちごのカレーうどん。最後のひとつだけ、さっぱり意味がわかりませんでした。

昼食は併設のうどん処「楽楽庵」にしました。埼玉は実はうどんの県で、生産量は全国2位。吉見のあたりも地粉のうどんを出す店が多いエリアです。

店内に入ると、券売機の横に全品のメニュー表が貼ってあります。こちらのほうが選びやすい。

冷したぬきうどん800円、冷し担々うどん850円、冷しきつねうどん800円。そして限定メニューの冷汁うどん700円と、夏限定のなす肉汁うどん800円。カレーうどんは850円、いちごカレーうどんは900円です。全体的に800円前後で、道の駅の食事としては良心的な価格帯です。
頼んだのは冷汁うどんと、それから一期一会ということで、おっかなびっくりのいちごカレーうどん900円。

カレーうどんに、いちごのかまぼこが浮いていました。
これは反則です。真っ茶色のカレーの上に、赤と緑のいちごが一枚。かわいいのですが、味の系統がまったく合っていません。合っていないのに、なぜか成立している。

カレー自体は玉ねぎが溶けたとろみの強いタイプ。麺は太めで、コシが強かったです。
味は……
いちごの甘みがカレーに溶け込んで、甘口のカレーよりさらに甘いカレーうどんになっていました。食べていると、ときどき仄かないちごが主張してきます。
おいしかったかというと、十分食べられるけれど、それだけ。いちごとカレーうどんの悪魔合体に、話題性以上の理由はなかったというのが正直なところです。まあ、私自身が辛口派なので、単に合わなかっただけかもしれませんが。
もう一杯は冷汁うどん。すりごまと味噌をのばした冷たい汁に、きゅうりと青じそを入れて、うどんをつけて食べる埼玉の郷土料理です。限定メニューで700円。メニュー表では人気NO.1と書かれていました。

麺はこちらもしっかりコシがあります。ここは完全に好みの分かれるところで、コシの強いうどんが好きな人にはおすすめできます。私は程々が好きなので、感想としてはぼちぼち。うどんが悪いのではなく、単に好みが違っただけです。
食べ終わって外へ出ると、直売所側ではキッチンカーも出ていました。物産館と直売所が別棟になっていて、直売所のほうは18時まで(4〜10月)と遅くまで開いています。

物産館でおみやげを買いました。ひとつは「いちごのしずくサイダー」。

しっかりといちごのサイダーでした。赤い色がよく映えます。サイダーとしておいしかったのですが、市販のいちごサイダーとそこまで差があるわけでもない。あえて買うほどかというと、そこまででは、というのが本音でした。
締めは、2025年開業の新駅「べに花の郷おけがわ」
よしみから県道27号に入り、太郎右衛門橋で荒川を渡って桶川へ。20分ほどで「道の駅 べに花の郷おけがわ」に着きます。

2025年3月27日にグランドオープンした、埼玉県で21番目の道の駅です。新しい。とにかく新しい。木の柱がまだ日に焼けていません。
コンセプトは「食のテーマパーク」。写真の棟にレストランが4店舗(むすびの郷、桶まる大食堂、ベーカリー、ソフト&クレープ)入っています。芝生の広場と遊具、ドッグランもあって、道の駅というより郊外のフードコート付き公園という雰囲気でした。9時から17時、年中無休、駐車は普通車で約189台。
そして何より、圏央道の桶川北本ICから1分です。高速を降りて、道の駅に寄って、また乗る。それが5分で終わります。埼玉方面を回るときの締めの一駅として、これ以上ない立地だと思います。
買ったのはべに花まんじゅう(2個370円)と、いくら醤油。

紅花の道の駅で北海道のいくら醤油を買っているのは自分でもどうかと思うのですが、道の駅ランキング上位らしく推されておりついうっかり買ってしまいました。
よしみで買った戦利品も並べておきます。秩父漬物処の「山膳にんにく」702円。にんにくの味噌漬けです。

ご飯によく合いました。
それと、よしみんノート200円。吉見町のキャラクター「よしみん」がまるごと表紙になった、ふつうの学習帳です。いちごの主張が相変わらず強い。

まとめ
| スポット | ハイライト | 滞在時間 | 料金 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 埼玉県こども動物自然公園 | ペンギンヒルズの水中観察窓、スナネコ、乳牛コーナー | 約1時間50分 | 大人900円/小中学生200円/未就学児無料、駐車900円 | 丘陵地で歩く量が多い |
| 道の駅 いちごの里よしみ | 楽楽庵のうどん、いちご一色の物産館 | 約1時間 | いちごカレーうどん900円、冷汁うどん700円ほか800円前後 | 物産館9:00〜17:00/直売所9:30〜18:00(4〜10月)。食堂楽楽庵は平日11:00〜14:00・土日祝11:00〜15:00 |
| 道の駅 べに花の郷おけがわ | 2025年開業の新駅。レストラン4店舗、芝生広場、ドッグラン | 約30分 | べに花まんじゅう2個370円 | 9:00〜17:00・年中無休、駐車約189台。圏央道 桶川北本ICから1分 |
- 巡った道の駅:2駅(いちごの里よしみ、べに花の郷おけがわ)
- ルート:圏央道(ナビの案内で狭山日高ICで降車)→ 一般道で東松山 → 動物園 → よしみ → おけがわ → 桶川北本ICから圏央道で帰路
- 買ったもの:いちごのしずくサイダー300円、山膳にんにく味噌702円、よしみんノート200円、べに花まんじゅう370円、いくら醤油1,480円
半日で動物園ひとつと道の駅2駅。ペンギンも見られて、いちごカレーうどんの答え合わせもできて、密度の高い半日でした。